雪月風花―夢幻鏡花風月―

知識・技術のないド素人が詩のようなものや超超短編の小説もどきなどを綴っているブログです。
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『刹那輪廻─業火─』

『刹那輪廻─業火─』




剛はむしゃくしゃしていた。
このところ不運続きだったからだ。

一週間前に彼女の浮気が発覚し、喧嘩別れした。
その2日後には上司から八つ当たりで怒鳴られ、翌日には誰かの不始末を擦り付けられた挙句にそれを理由にリストラされた。
そして今さっき、たまたま通りかかった公園で高校生数人に絡まれ、手持ちの現金を巻き上げられた。
何故自分ばかりが不幸に会うのか…そのことばかりが心に黒く渦巻いていた。

ふとポケットに手を入れると堅い何かに触れた。
ごそごそと取り出すと、それはライターだった。

(あぁ、あいつのか…)

剛はタバコを吸わないが、例の彼女はよくメンソールを吸っていた。
一週間前のことを思い出して剛は舌打ちをした。
その手は勝手に、思い出したくないことを一つ一つ燃やすかのごとくライターの火を弄んでいた。

炎をぼんやり見ながら歩いていると突然地面が迫ってきた。
一瞬何が起こったかわからなかったが、手を酷く打ちつけた痛みで転んだのだと気付く。
見ると、ゴミ置き場に積まれていたであろうゴミ袋が傾れていた。
少しおさまりかけていた怒りが一気に沸点に達した。

転んだ拍子に落としていたライターを拾うと足元のゴミ袋に火をつけた。
燃えやすいものが入っていたのか一気に炎が上がる。
剛は細く伸びる炎を見ながら心に渦巻いていた何かが弾けるのを確かに感じていた。

翌日、剛はまだ夢を見ている気分で朝を迎えた。
実は昨晩、火をつけた後にどうやって帰って来たかよく覚えていなかった。
あれからどうもずっと夢の中に居るような気分なのだ。
しかし身体はいつも通りに缶コーヒーを開け、テレビをつけていた。

いつもなら眺めているだけの朝のニュースだったが、今日は違っていた。
そう、昨晩自分が火をつけたゴミ置き場から隣接する資材置き場が全焼したという内容だったからだ。
剛は自分でも正直驚くほど愉快な気持ちになっていた。
ポケットからライターを取り出し、にやっと笑った。
(今晩も…)
「くっくっくっくっくっ…」
自然と笑いが込上げてきた。
夜に備えてもう一寝入りすること決め、さっとシャワーを浴びベッドに横たわった。
数分とかからずに深い眠りに落ちていった。

剛は何か違和感を覚え、目を覚ました。
目覚めの景色が明らかにおかしかった。
(まだ夢を見ているのか…?)
身体を起こそうとしたが起きるどころか指一本動かすことが出来なかった。
見える景色は─なぜか公園の裏側。
自分がどうしてこんなところに居るのか全く見当がつかなかった。

夢ならば早く覚めてくれと身体を何とか動かそうとするが金縛りにでもあっているのか動く気配がない。
どれくらいの時間そうしていただろう、陽が暮れ街灯がちらほら点き始めた。
足音が聞こえた。剛はとっさに助けを求めた─が、声にならない。
その足音が近くまで来るとがさっと何か置いたような音がした。ちらっと頭が見える。
だがその人物は剛に気づくことなく立ち去っていった。

それから程なくしてまた足音が近づいてきた。
今度こそ気付いてもらおうと必死でもがいた。
次の足音は近くまで来ると大きなどさっと言う音を立てた。
しばらくすると目の前が明るくなった。
足音が遠ざかると同時にその明かりが何であるか気付いた。

それは昨晩の出来事を思わせる明かり。
細長く伸びた快楽の炎。
しかし違っていたのは剛を取り巻く環境だった。
次第に大きくなる炎の中、指一本動かすことの出来ない自分。
叫ぶことすら叶わない自分。

快楽が恐怖に変わり始めた。
人気のない公園、街灯の明かりのまばらな路地。
薄暗いはずの辺りが悪魔の舌の様な炎に包まれる。
熱風が痛い。そして更に耐えられない痛みが襲う。
世界が炎に呑まれ、痛みの感覚と共に意識が遠ざかった。

剛はまた違和感の中目覚めた。
景色は見覚えのある場所だった。
そして、これから起こる恐怖も───。








───────────────────────────────

あまり臨場感のない感じになってしまいました。
小説は本当に難しいです。
同じ内容で上手な方に書いてもらいたいくらいです…(*ノωノ)
こんなだから書きかけの小説が完結しないまま溜まっていくのです…。

刹那輪廻 というタイトルですが、短い時間を何度も繰り返すという意味でつけました。
同じような内容のものをまた書いてもいいようにサブタイトルをつけました。(また書くのか…?)

全く小説と呼べないような代物ですが、最後まで読んでくださった方本当に感謝です。

ありがとうございます☆




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Secretさん
お返事遅くなってごめんなさいm(。_。m)

素晴らしいですっ!
私は表現力に乏しいのでとてもそうは浮かんできません。
展開や人物の些細な動きなど、本当に自分では書けていないと痛感しました。
物語り全体の統一性や、性質からの言い回しなどとても勉強になりました。
それでも私には完成度の高い小説は無理かなと…。
また懲りずに書くと思いますが、素人の趣味、大目に見てやってください。

貴重な作品をありがとうございます☆
[ 2009/10/25 23:03 ] [ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2009/10/25 01:53 ] [ 編集 ]
rum_bulionさん
たまに…いあ、稀に書いてます(o`・ω・)b
私の場合、長い小説は無理です…Orz
なぜなら…書いているうちにだんだん初めのほうの内容を忘れるから…(爆)
というか、長いと管理できないんです…頭の中で。なので話が逸れたり食い違ったりが起きるので書けないのです。
ラムさんみたいに長い小説が書ける人が本当に羨ましくて尊敬します。
簡単すぎても~っていうのは確かにありますね。詩でもそう思います。
心の中の言葉を単に並べると単調すぎたり意味不明だったりでそれを調節するのが難しかったり…(それでいてちゃんとなっていない辺りが…)
タイトル付けるときも思います。
というわけで、小説的ネタはあってもあまり書いていないのです(;´・ω・)b

ありがとうございます☆

P.S
なんか小説の途中から読んでその途中でコメント書くのが申し訳ない気がして…
基本、途中でコメント書かないんです…。でもラムさんのところは長編なので
今度何か書いときますね♪
[ 2009/10/19 23:30 ] [ 編集 ]
(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
今回は小説ですかΣ
色々書けるって素晴らしいですね~^^

私も1つだけショートをアップしていますが、SSってめちゃくちゃ難しくないですか?(´;ェ;`)ウゥ・・・
少ない文字数で全てを表現しなければならないし、お話も簡単すぎても分かり辛すぎてもダメなんだろうし><

私のトコは基本、長編なので【ダラダラ書いてればok】(okじゃないか><)ですが…SSは当分追加できそうにありません(;^_^A アセアセ・・・

お互い頑張りましょうね~(o^-')b

P.S. そうそう、ウチにもご訪問頂けてるようですが、よろしければコメントはお気軽にして下さいね♪
[ 2009/10/18 16:23 ] [ 編集 ]
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紫桜 杏紅

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